キム・ジヨンとレモンと横浜

こんにちは、ロクです。昨日はレモンウィークエンドを食べました。月曜日なのに…

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写真にある話題書『82年生まれ、キム・ジヨン』を読みました。韓国の小説で、題の通り82年生まれのキム・ジヨンという1人の女性の目を通して韓国社会を描いた時にどういったものが見られるかーーおおむねそういう話です。翻訳文体は軽く、読みやすい。韓国の話といえど、注釈が細かく話がわからなくなることもありません。

結末はかなりしんどいのですが、それでも帯に「希望の書」とあるように、絶望的に終わることが希望につながる(あるいは希望で終わってしまうことはある程度の快楽しか保証しない絶望になる)本です。面白かったよ。

このところナオミ・オルダーマンの『パワー』なり、「女性」を描いた話を読むことが多いです。ただ、女性を描くということは社会を描くということですから、その歪みが見えてきます。

そうした歪みを指摘するのに有効な手段の1つであるフェミニズムの話が出てくると、途端に「またそういう話?」と眉間にしわを寄せる人は多く、それをただ「けむたい」と思う人に配慮して口を噤ませられることもあります。2019年に闘うことはいまだある種の「空気の読まなさ」を引き受けなきゃいけないの、辛いところだなと思います。だからといって闘いをやめるかといわれると、その気は起きないんですけどね…。だって絶望で終わらせたくない…(鹿目まどか…)

夕飯に干物を食べました。今まで魚といえば刺身が好きだったんですけど、最近ようやく干物が"理解"りました。味が濃い!

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去年の今頃は何してだかなあと思ってカメラロールを見返してたら、横浜美術館シュールレアリスムの展示に行っていました。同時開催だった写真展の方がわたしには面白かったんですけど写真が残ってなかったので、撮影禁止だったのかな。

今は火曜日の3時です。22時くらいに寝て起きたらこの時間。処方されてる眠剤で無理やり健康的な時間に寝ようというわけですね。本を読みながら睡眠に落ちるのが気持ちよかった! 健康にいいかはともかく…